京都市上京区にて屋根修理〈補助金を利用した屋根軽量化工事〉


ご依頼のきっかけと当社からのご提案
築80年の瓦屋根のご住宅で、瓦が古くなってきたので、京都市の軽量化補助金を利用して屋根修理にしたいとご依頼を頂きました。
対象となる昭和25年以前の建物のため、補助金が最大30万円も降り、お客様の自己負担を減らしての屋根修理が実現されました。
新しい屋根には軽量なガリバリウム鋼板にて、立平葺きにて葺き替えさせて頂く運びとなりました。
京都市上京区にて行った屋根修理のご紹介です。
施工前
こちら施工前の瓦の様子です。
お写真からもかなりの年季を感じられます。
今回は軽量化を含めた、全体の葺き替え工事を行うため、まずは既存の瓦を全て撤去していきます。
施工の様子
瓦撤去・下地補強
撤去後の下地です。
昔ながらの瓦屋根は垂木の上に、バラ板と呼ばれる何枚かの板を並べて下地として使用されています。
このままの状態では耐久度にも不安が残りますので、まずは新しく垂木を組み、その上から野地板で土台を作っていきます。
更に、長年重い屋根を支えてきた下地は歪みが生じるため、不陸の調整もこの時に行っています。
ルーフィング
下地の上からルーフィングも新調します。
こちらは改質アスファルトルーフィングの「カッパ」です。
古い瓦屋根ではそもそもルーフィングシートが使用されていないケースも多く、これだけで雨漏りのリスクが大幅に減らすことができます。
立平葺き
その後、新しい屋根材を葺いていきます。
こちらはガルバリウム鋼板による立平葺きという工法です。
軽量な金属屋根は縦葺きと横葺きが存在し、立平はその名の通り縦葺きを意味しています。
横葺きと比べて屋根の頂点から軒先まで真っ直ぐに屋根を葺くため、屋根材の継ぎ目が出来ずスムーズな排水能力を備わっています。
そのため、勾配の緩い屋根などにも適しており、雨漏りにもっとも強い屋根の葺き方とも言われています。
立平葺きってどんな工法?雨漏りや地震の心配をなくしたい方必見
完工
棟板金を取り付け、これにて完工です。
担当者のコメント
この度は「大村ルーフ」にご依頼頂き誠にありがとうございます。
瓦から金属屋根への葺き替え、屋根の軽量化を検討される方も多くなってきています。
たしかに、屋根の重さは建物に与えるダメージも大きく、地震の際には特に注意しなければなりません。
瓦特有の重厚感、耐久力も魅力的ですが、今の金属屋根は耐久性や断熱性など性能も優れてきています。
どんな屋根材でもメンテナンスは必ず必要になりますので、メンテナンス時期の際には屋根を変えてしまうという選択肢も考えてみましょう。
今回使用された補助金は令和6年度まででしたので、現在は申し込みが終了しております。
また、別の施策で補助金が再開することもございますので、その際はご活用して頂くことをオススメいたします。
現場住所 | 京都市上京区 |
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施工内容 | 葺き替え工事 |
施工箇所 | 屋根フルリフォーム |
施工期間 | 6日 |
工事金額 | 70万円 |